2015年8月8日土曜日

[Raspberry Pi 2]Windows 10 IoT Coreのインストール

久々にRaspberry PiのOS、Raspbianを触ってみると簡単にカメラモジュールの組み込みが出来るようになっていて驚かされました。それ程にRaspbianの完成度は高くなっているので、普段からWindowsでプログラムを書いているため環境を変えたくない方、C#でIO制御を行いたい方が対象になるかと思います。それ以外では敢えてWindows入れる意味はあまりないかもしれません。

ここから先は、英語解説の意訳となります。
本家の英語もかなり簡単ですので英語アレルギーの方以外は、コチラの手順で進めていただいて問題ありません。


お使いのPCにVisual Studio 2015をセットアップします。


Windows 10 IoT Core development PCをセットアップするには、以下のインストールを行う必要があります:
  1. Windows 10のインストール
  2. Visual Studio Community 2015コチラをインストールして下さい。Visual Studio Professional 2015 と Visual Studio Enterprise 2015 は、 コチラからダウンロードすることができます。
    注: VS2015の異なるエディションのインストールを選択した場合は、カスタム インストールを行い、”Universal Windows App Development Tools -> Tools and Windows SDK”のチェックボックスにチェックして下さい。
  3. コチラから Windows IoT Core Project Templatesをインストールします。あるいは、テンプレートはVisual Studio GalleryWindows IoT Core Project Templatesを検索するか直接Visual Studioの拡張機能と更新プログラムダイアログ (ツール > 拡張機能と更新プログラム > オンライン)から見つけることができます。
  4. コチラの指示に従い、開発者モードが有効化 されている事を確認して下さい。
    (Windowsマーク -> 設定 -> 更新とセキュリティ -> 開発者向け -> 開発者モード)
  5. Visual Studio 2015開き、 ファイル > 新規作成 > プロジェクト > Visual C# > Windows > ユニバーサル > 空白のアプリ (ユニバーサル Windows) を選択してUniversal Windows Platform (UWP) Appを作成します。 これは、フレームワークの依存関係がサンプルをビルドする際に利用可能である事を確保するために必要となります。

Raspberry Pi 2の設定


必要なもの
  1. Windows 10が起動しているPC(上記で設定されたもの)
  2. Raspberry Pi 2
  3. 5V micro USB電源 - 少なくとも1.0A。電力消費量のあるUSB機器を使用する予定がある場合は、2.0A
  4. 8GB micro SDカード - class 10 もしくは、それ以上。(コチラ か コチラ がオススメ)
  5. HDMI cable and monitor
  6. Ethernet cable
  7. Micro SD card reader

Windows 10 IoT Core toolsのインストール

  1. Microsoft Download Center からRaspberry Pi 2用のISOをダウンロードします
  2. ローカルフォルダにISOを保存
  3. ISO (IoT Core RPi.iso)をダブルクリックします。 コンテンツにアクセスできるように、自動的に仮想ドライブとしてマウントされます。
  4. Windows_10_IoT_Core_RPi2.msiをインストールします。インストールが完了すると、 flash.ffu が C:\Program Files (x86)\Microsoft IoT\FFU\RaspberryPi2 に配置されます。
  5. 仮想CDを取り出したら、終了です。

SDカードにWindows 10 IoT Coreのイメージを入れる

  1. SD card リーダーにmicro SD カードを差込みます
  2. IoTCoreImageHelper.exeを使って SD カードに書込みます。スタートメニューから"WindowsIoT"を検索してショートカット"WindowsIoTImageHelper"を選択します。
  3. ツール起動させると、デバイスが列挙されます。書込み対象のSDカードを選択し”flash.ffu”の場所を設定したら、ウィンドウ下部にある”Flash”ボタンを押して書込みを行います。
  4. 書込みが完了したら、タスクトレイの ”ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す” アイコンをクリックし、USB SDカードリーダーを選択する事で安全に取り外せます。これを失敗するとイメージの破損を招く事がありますので注意して下さい。

    注: ここまでの作業を行った後に SDカードからWindows 10 IoT Coreを削除したい場合は、FAQにある”How do I remove Windows 10 IoT Core from my SD card?”を参照して下さい。
    注: IoTCoreImageHelper.exeは、SDカードへ書き込むための推奨ツールです。但し、命令はDISMコマンドラインツールを使用して有効化されています。※裏を返せばDISMコマンドラインで同じ動作が出来るって事ですかね?試してませんけど。
後は、SDカードをRaspberry Pi 2に挿して起動すれば完了です。

ここから先は、Raspberry Pi 2での操作はほとんどありません。
母艦PCからPowerShellでの操作となります。
※ブラウザからも設定可能ですが、動作が重く設定出来る項目も限られています。

Windows 10 IoT Coreは、Raspbianと異なりIoTとしての使用が色濃く出たOSで単体動作に関しては考慮されていません。名称にある"Windows 10"についても、OS本体のコア部分は勿論にせよ、Windows 10 PCからIO制御を行うと言う意味合いが強い気がします。Linuxベースでゴニョゴニョやってきた人達からすれば普通の事なんですけどね。

ただ、Linuxを触った事がないプログラマが多い事も事実で、その辺りの敷居を下げる起爆剤となれば良いかなと思います。

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