Intel Edison Kit for Arduinoを購入するとスペーサーとネジが同梱されていて、非常に重宝するわけですが、便利な反面意外とクセモノだったりします。
USA生まれのEdisonさんは、スペーサーもネジもUSA規格なのです。
日本国内で流通している六角ジュラコンスペーサーは、M3、M2などなどメートル並目ネジと呼ばれる日本では一般的なネジ規格に準拠していますが、Edisonさんはインチネジ、ユニファイネジと呼ばれるUNC No.4-40の規格となります。
各規格は、以下のようになっています。
※UNCは単位をmmに変換して記載しています。
型番 | 山数 | ピッチ | 有効径 | めねじ内径 |
No.4 | 40 | 0.635 | 2.433 | 2.156 |
M3 | 0.5 | 2.675 | 2.459 |
山数は、1インチあたりの谷から谷の間の山の数を指します。
1インチ(25.4mm)/40=0.635mm
メートルネジであるM3では表記しませんが、数値だけで計算すると
1インチ(25.4mm)/0.5mm=50.8
となります。
ピッチは、山と山の間の距離を指します。
と、無理矢理捻じ込めば入りそうな気がしても、数値で見ると”そりゃ入ら無いよ!!”ってのが理解できます。
これらのネジですが、もちろん電子パーツ屋さんでも扱っています。
ただし、UNCの規格のものは扱われている数が少く、ホームセンターの方が入手しやすいかも知れません。
以上の理由を踏まえると、Intel Edison Kit for Arduinoを使って工作する際は、スペーサーを一般的に市販されているものに差し替える方が良いかもしれませんね。
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