Linuxの方は、"Step 3: Set up a serial terminal"を参照して下さい。
事前準備(Windowsのみ)
Macの方は読み飛ばして次項目に進んで下さい。
・FTDIドライバ
・Tera Term もしくは、PuTTY
ダウンロードしたFTDIドライバの実行ファイルをダブルクリックします。
インストーラを展開する旨の確認画面が表示されるので、"Extract"を押してインストーラを解凍&起動します。
※環境設定によって、ファイル実行について確認ウィンドウが表示されますが、"はい"で進めて下さい。
インストーラーが起動したら、"次へ(N)"で先に進みます。
使用許諾契約の同意を求められるので内容に問題がなければ、"同意します(A)"にチェックをつけて、"次へ(N)"を押します。
インストールが終了し、この画面が表示されれば完了です。
"完了"ボタンを押してウィンドウを閉じます。
FTDIドライバによる不具合が発生した場合や、その他事由によりアンインストールの必要性が出た場合は、CDM Uninstallerをダウンロード、実行してアンインストールして下さい。
次に、ターミナルソフトのインストールを行います。
こちらの解説ではTera Termでの説明を行っていますが、Tera Term、PuTTYどちらを使用しても構いませんし、設定等についても大きく異なるものではありません。
インストールの行程については、ネットで検索すれば多くの情報があるので、そちらを参考にして下さい。
・Tera Term のインストール方法
・PuTTYのインストール
など。
PCとEdisonの接続
使用するもの・USB Type-A ー μUSB ケーブル 2本(シリアル通信用・電源供給用)
※ACアダプタを使用する場合は電源供給用のケーブルは不要
準備したUSBケーブルのUSB Type-A側をPCのUSBポートに接続しておきます。
次に、Intel Edison Kit for Arduinoボード上のインターフェースの配置を見てみます。
下図の向きになる様にボードを準備して下さい。
奥(図の上部)から、
・ACアダプタジャック
・USB Type-A ポート
・USBクライアント、ホスト切り替えスイッチ
・μUSBポート(電源供給用)
・μUSBポート(シリアル通信用)
の順番に並んでいます。
USBケーブル(シリアル通信用)のμUSB側を手前(図の最下部)のμUSBポート(シリアル通信用)に接続します。
次にUSBケーブル(電源供給用)のμUSB側を先ほどの一つ上(図の下から2番目)のμUSBポート(電源供給用)に接続します。
※ACアダプタを使用する場合はUSBケーブル(電源供給用)の作業は不要。ACアダプタのコネクタをACアダプタジャック(図最上部)に差し込んで下さい。
この状態でArduinoボード上のLEDが点灯すれば起動完了です。
以上で接続は完了です。
Macをお使いの場合は、”Edisonとのシリアル通信:Macの手順”に進んで下さい。
Edisonとのシリアル通信
MacではTerminalから通信できますが、Windowsの場合はターミナルアプリケーションを使用しなければ通信できません。
・Windowsの手順
最初に、Edison側のμUSBポート(シリアル通信用)に接続してあるケーブルを抜きます。
デバイスマネージャーを起動させます。
・Windows7の場合
デスクトップ上のWindowsボタンをクリックしてメニューを表示→”コンピューター”を右クリック→”プロパティ”をクリック→”デバイス マネージャー”をクリック。
・Windows8.1 / 10
デスクトップ上のWindowsボタンを右クリックしてメニューを表示→”デバイス マネージャー”をクリック。
デバイスマネージャーが起動したら、”ポート(COMとLPT)”の項目をクリックして開きます。
接続されているデバイスによって表示数は異なりますが、上図の様な形で表示されます。
次に、先ほど抜いたEdison側のμUSBポート(シリアル通信用)に再度ケーブルを挿し直します。
”ポート(COMとLPT)”の項目にポートが追加された事が確認できたでしょうか?
※FTDIドライバをインストールしているのに追加されない場合はPCを再起動してみて下さい。
※FTDIドライバをインストールしているのに追加されない場合はPCを再起動してみて下さい。
この追加されたポートがEdisonとの通信で使用するポートとなります。
では、Tera Termを起動させてシリアルでの通信をおこなってみましょう。
起動すると上図の状態となっています。”キャンセル”を押して新しい接続のウィンドウを閉じます。
ウィンドウ上部のメニューバーにある”設定”を開き、メニューの中から” シリアルポート(E)...”を選択します。
”シリアルポート設定”ウィンドウが開くので、設定を行います。
ポートの設定は、先ほど追加されたEdisonとの通信用ポートを指定します。
ボー・レート(B)は、”115200”を指定。
OKボタンを押した後、ウィンドウ上でエンタキーを押します。
"edison login: "の表示が出ていれば、rootと入力してログインしてみましょう。
※初期状態ではパスワードが設定されていません。
・Macの手順
Windowsと比べるとMacは大幅に簡単です。
Terminalを開き、"screen /dev/cu.usb"まで打ち込んで"tab"キーを押せば候補が表示されます。
その後ろに"115200 -L"と入力してreturn。
その後、returnを二度ほど押すと、
と表示されるので、rootと入力してログインしてみましょう。
※初期状態ではパスワードが設定されていません。
screenコマンドについて
screenコマンドはterminalを閉じても終了されません。
screenを終了させるには、[ctrl]+aを押した後に、kキーをを押します。
Terminal -- bash -- 80x24
と表示されたら、"y"を押すとscreenが閉じます。
もし、screenを終了せずにterminalを閉じてしまった場合は、新規にterminalを開き、以下のコマンドを入力し実行させます。
Terminal -- bash -- 80x24
以上で以前に開いていたscreenを再度開く事が出来ます。
Edisonのシャットダウン
こちらはMacのターミナルウィンドウで解説していますが、Windows、Mac共通です。電源を抜くだけでもEdisonを停止する事は可能ですが、より安全に接続を切るために、電源を抜く前に以下のコマンドを実行して下さい。
Terminal -- bash -- 80x24
絶対に必要な作業とまでは言いませんが、Linuxが動いている超小型のパソコンだと思えばいきなり電源を抜くのも変な行為ですので、シャットダウンしてから電源を抜くと言う一連の流れを習慣づけておいた方が良いかと思います。
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