〜 駆動部分の製作 〜
使用するもの・楽しい工作シリーズ No.168 ダブルギヤボックス 左右独立4速タイプ
・楽しい工作シリーズ No.145 ナロータイヤセット 58mm径
Edisonを買ってしまったけど、何に使って良いかわからない人、たちまちGroveのキットを購入してセンサーを一式を触ってみて、そこから目的見失ってしまった人に向けての工作の説明です。
もしかすると、何か作りたいものが見えてくるかもしれません。
全く見えなくなるかもですけどね。
では、作りはじめましょう。
まずは、一番の大物パーツギヤボックスを組み立てます。
部品とマニュアルを眺めていると、大量にあるのでゲンナリしますが、実際に使用する部品点数はさほど多くありません。
多く見える原因は、これです。
Type | Gear Ratio | Torgue | Rotations |
A | 12.7 : 1 | 94 gf/cm | 1039 rpm |
B | 38.2 : 1 | 278 gf/cm | 345 rpm |
C | 114.7 : 1 | 809 gf/cm | 115 rpm |
D | 344.2 : 1 | 2276 gf/cm | 38 rpm |
4タイプのギヤ構成を組めるようになっているので、その分部品点数も、説明書の項目も4倍に増えているだけです。
今回は、上の表で赤く表示してあるCタイプの構成で組みしょう。
ギヤボックスの組み立て
まずは、ダブルギヤボックスの箱から全ての部品を取り出します。
取り出した部品の中の下図にあるパーツを赤線の箇所で切り離します。
切り離し終わったら、T2、T3、T4、T5、ブッシュ長、グリス(切り離した部分はキャップになります。)を残し、T1、ブッシュ短は箱に戻しておき、ランナー(全てのパーツが繋がれていた棒の部分です)は廃棄して下さい。
ギヤを組み立てるのに必要な部品を揃えます。
ギアの組み立てには、下図の部品が2組必要となります。
2組揃ったら、モーター2個、グリス、レンチを残しこれら以外の不要な部品は袋に戻し箱に入れておきましょう。
丸シャフトにブッシュ長を、六角シャフトにGear Hubを取り付けます。
※説明書の各項目の左下に、長さを計れる20mmのメモリが付いています。
Gear Hubはイモネジで固定するのですが、しっかり固定しておかないと、モーター駆動中にズレる事があるので、下図を参考に固定して下さい。
シャフトの準備が完了したら、ギヤを取り付けていきます。
まずは、丸シャフト、
これを2個作ります。
次に六角シャフトを組み上げます。
こちらも2個用意します。
全て組みあがったら、
の様に並べておくと組み込み時にわかりやすくなります。
ギヤボックスを組み立ててみましょう。
最初に切り離した『T3』と『T4』のパーツを使用し、以下の手順で組み立てます。
タッピングビスで固定出来たら、『T2』パーツを使って同様にギヤボックスを組み上げます。
全てが組み上がったら、六角シャフトを前後回転させて動作確認します。
その際に、下図の指定の8箇所にグリスを塗っておきます。
最後に、モーターをギヤボックスに取り付けます。
以上で、ギヤボックスの組み立ては完了です。
次に駆動輪を組み立てます。
駆動輪の組み立て
ギヤボックスと同じ要領で、ランナーから全てのパーツを切り離します。切り離したパーツは、図の上部に記載された7点となります。
使用しないB2、B4はギヤボックスの箱の中に入れておき、不要なランナーは廃棄します。
駆動輪の部品を組みます。
タイヤは、何度か潰すように握っておくと伸びが良くなり取り付けやすくなります。
二輪とも以下の手順に従い組み立て下さい。
最後に組み上げてあるギヤボックスに完成した駆動輪を取り付けます。
奥までしっかり押し込んで下さい。
取り付けが緩いとモーターを回転させた際に、駆動輪がはずれる可能性があります。
以上で駆動部分は完成となります。
次回は、いよいよ今回組み上げた駆動部分を制御してみたいと思います。
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